22Aug

娘の頃、
おれはいもうとに嫉妬してました。
小さい頃の妹はとっても可愛いかったのです。
姉貴が言うのもなんですが、超キュート!
しかも、恥ずかしがりで、人見知りで、泣き虫。
悔しいけど、可愛かった!
なので、
よく一緒に遊んでは、いじめてました。
2人でお使いや買い物に行った時、
道に迷ったり、買いたいものが見つけられず困った時は、
ぜ~んぶいもうとの責任。
俺は、産まれた時からそこそこ体格がいいので、
2歳年下のさらに体格も小さいいもうとには脅威。
そのあたくしが、
いもうとを全力で殴って蹴って、階段から突き落としていました。
いもうとは、オレに立ち向かう為には、武器を使うしかない…
そんなわしを姉に持ち、
妹は思春期に大きな変化を遂げました。
妹は、精神的にかなり強くなっておりました。
人見知りなんて可愛いものは何処に行ったのか、
面と向かって身内でも他人でも、どんどん食って掛かる…
英語もろくに喋れないのに、
海外もしょっちゅう長い期間、単独で行くし…
それはそれで、
その部分をわしは嫉妬します。
それを感じると
またケンカを吹っかけます。
その日のケンカは、
妹の背中にアザを残しました。
階段の上からイスがぼくの頭めがけて降ってきました。
とても情熱的なケンカです。
2人ともいい歳して…
それから数日して妹は家を出ました。
ぼくと一緒の空気を吸いたくないから。
かれこれ2年、妹と会っていない…
嫉妬するほど好きだったんですどね。
しょちゅう2人でカラオケや買い物に行ってたし、
一緒のバイトもしてたし、
2人で旅行も行ったりしてたし…
でも今は、接触すら断たれております。
嫉妬と上手く付き合えなかった僕のミスですね。
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