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生活を便利に楽しくするナビゲーションブログ:18/03/06

5-09

国際結婚すると告げたわしに
「聞きたくない…」と
パパは予想通りの反応をした。

わしも反発して
別に祝って貰わなくて結構だと言い放った。

お父さんは野球が好きで地元の少年野球団の監督をしており、
自らも草野球チームのエース。

一方、ぼくは大の体操嫌い、
親父の期待を踏みにじり、
買って貰ったグローブを、あめの中外に置き去りにした事もある。

あたしとは対象的に、弟はスポーツ少年に育った。
わたくしはお父さんがおとうとばかり気にかけていると感じ、
大学で一人暮らしを始めるまで、父の前で素直になれなかった。

大学時代、おれは世界中を放浪して過ごした。
そんなあたしをずっと心配してくれたのは母だった。
父親には黙って旅に出ていたが、
母親は父に全て話していたらしい。

その後、ボクが商社に内定した時、
お父さんはあたくしを行きつけの居酒屋に連れていった。

会話は少なかったが、
常連客から「息子さんと飲めるなんて幸せだね」と囃されて
父親は嬉しそうにしていた。

徐々に解れた親子の糸は、
あたくしが大学時代に出会ったニューカレドニアの女性と
結婚すると決めたことで再び縺れてしまった。

お母さんや弟、婚約者のためにも
親父との関係を修復しなければならない。

一昨日、ぼくは実家に出向いて
父親をキャッチボールに誘った。

僕の投げる球は
親父の所まで届くのに精一杯だったが、
パパの球は私の胸元まで真っ直ぐ飛んできて
その度に手のひらがビリビリと痺れた。

最初に口を開いたのは父だった。
「お前のやりたいようにやれ。お前より年上の人間なんて先に死んじまうんだから、
周りの理解など求めんでいい」

ぼくが返事をするより先におとうとが来て
「仲良しじゃん」と嬉しそうに言ってきた。

僕はボールを投げ返しながら
「親子だからな」と言ってみた。

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